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夏休みの終わりに思うこと

8月31日は、ほとんどの地域で夏休みの終わりの日である。酷暑が続いた今年、子どもたちが屋外で遊ぶ姿は、あまり見ることはできなかったが、それぞれに思い出をつくって夏休みを過ごしただろうか。多くの子どもたちにとって、8月31日は、山積みになってしまった夏休みの宿題を片付けるのにおおわらわの一日ではないか。誰の心にも、きっとそんな苦い思い出が残っているに違いない。

そして少年少女にとっての夏休みは、“親に言えない秘密を抱える楽しみ”を味わう季節でもある。例えば、親に内緒で家を抜け出して夜遅くに星を見に行ったり、誰もいない学校に忍び込んでみたり、山奥を友人たちと探検したり。残念ながら現代の日本は、子どもが被害に遭うような凶悪犯罪が多いので、そんなことは推奨できなくなってしまったが、ほんの少し前の安全神話の日本では、そんな子どもたちの冒険物語は、あちらこちらで存在していたのである。少年少女たちは、夏休みを終えると、すこし大人びた表情に見えるのは、きっとそんな“ひと夏の経験”があったからに違いない。