シークエンス

シー・クエンス
仕事ものがたり

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子どもたちの想い出をつくることも、シー・クエンスの仕事。

シー・クエンスが大型の宅地開発をおこなう場合、その敷地内に公園を配置して、公園として整えてから市町村に寄付をすることがある。そうすることで、地域の子どもたちが安全に遊ぶ場を提供することができるからだ。利益を第一目的とするならば、すべての敷地をうまく割り振りして宅地にした方がいいだろう。このコラムで何度も書いてきているように、シー・クエンスは「家族で暮らす家を探している人に適格な価格で住まいを建ててもらうこと」を第一目的としている。さらに、そこで育つ子どもたちにとって、楽しい想い出を積み重ねていく住まいであって欲しいとも考えている。

公園が建設されていく途中で藤井が公園を訪れていた時のことを、のちにその宅地の住民となった子どもが覚えていることがあるという。「おじちゃん、どっかで見たね」と言われるのだそうだ。子どもにとって、これから出来上がる自分たちの住まいと公園は、夢あふれる場所に思えるはず。その公園を作ってくれた主のことを、子どもの本能で感じ取っているのだろう。