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富山・高岡市にある瑞龍寺

富山県高岡市にある国宝・瑞龍寺を訪ねた。加賀藩2代当主の前田利長公の菩提を弔うために、3代藩主である前田利常によって建てられたものである。平成9年には国宝に指定されており、「加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡、人―技―心」の構成文化財として日本遺産にも認定されている。この町民文化が花咲くまち、という表現にぜひ注目してみたいと思う。
実は、藤井は富山をたびたび訪れている。以前もこのコラムで踊るおじいちゃんの話を書いたことがあった。

富山には、まちの歴史と人の営みに文化が密接につながっていると感じることがあるのだ。それは暮らす人々の表情を見ていれば自然に伝わってくるものなのである。そしてわかりやすく言えば“おじいちゃんやおばあちゃんが生き生きとしている”のなら、その町の民度は高い、ということ。富山にはそんな町が多いような気がする。

シー・クエンスが手掛ける“まち”にも、そんな空気が流れていくことを強く願って、今日も新たな土地との出会いを求めて、出掛けることとしよう。